私が福祉用具に興味を持ったのは、大学が福祉系学部で、介護現場での実習の経験がきっかけでした。また祖父のケガをきっかけに家をバリアフリー化した「福祉用具は高齢者の自立支援だけでなく被介護者の負担軽減にもつながる」という気付きも大きかったです。
当時はレンタル卸という業種があることを知らなかったのですが、就活を通して日本ケアサプライを知り、レンタル卸が介護福祉業界の根幹を支えるビジネスモデルだと感じました。まだとても若い会社でしたが今後の成長を確信し、日本ケアサプライが掲げた社是にも共感をしたので、第一志望として迷わず入社を決めました。
入社後は営業企画部に配属され、取り扱い商品カタログなどの販促ツール作成業務に1年ほど携わりました。その後、名古屋営業所にサービススタッフとして配属され、取り扱い商品の洗浄、消毒、保守、点検などを覚えたのち、営業担当として3年間経験を積みました。次に異動した四日市ステーションは、少人数で運営している営業所で、四日市ステーションの取引先全てを担当することになりました。ここで名古屋でのサービス業務の経験がとても役に立ちました。サービススタッフを経験していたことで、ちょっとした修理やメンテナンスは自分で行うこともできました。
そうした経験を積んだのち、現在は本社の営業部営業グループに所属しています。営業グループでの業務は全国の営業所がよりサービスを提供しやすくなるよう、サービスのブラッシュアップや問題解決をしていく後方支援業務です。また全国展開している貸与事業者との取引は私の部署で取りまとめることも多くあり、その際の会社同士の交渉や契約締結を行ったりしています。ルーティンではなく、その都度発生する課題に向き合っていく仕事なので、想像力のある柔軟な対応が求められる仕事です。
各営業所から本社へ上がってくる相談の先には、当社の顧客である貸与事業者がいて、その先にはご利用者がいる。「営業所の困り事=貸与事業者のお困りごとであり、それを解決していくことが利用者のためにもなる」ということをいつも念頭に置いています。営業所のスタッフが活動しやすくなったり、顧客に喜ばれたという声が聞けるとやりがいを感じます。
また、営業所のスタッフから電話で相談を受けただけでも状況を察することができるのは、現場を経験しているからこそ。全国規模の会社なので、もちろん転勤もありますが、それに対して会社のフォローがしっかりしているので不安は少ないですし、様々なことにチャレンジさせてくれる会社だと思います。介護福祉業界の会社だからかもしれませんが、穏やかで優しい人の多い会社です。
営業以外のことも幅広く経験してみたいと思います。またこのことでさらに営業のスキルが磨かれていくと確信しています。相手の立場や気持ちを知ることで他部署との協力体制を築くことは大切なことだと思います。このことからも営業以外の経験を通して成長していきたいです。
当社は介護保険の外から業界を支えている会社です。介護福祉の現場とはまた違った、企業の感覚をもって働ける人に向いていると思います。日本ケアサプライは、この業社会全体の介護福祉への取り組み方を良い方に変えてゆく力を持っている、そんな会社だと思います。