大学では情報系の学部でIT技術を学んでいて、就活をはじめた当初はSEやプログラマー志望でした。けれど大学3年生の時に母の介護を経験したことがきっかけで視点が大きく変わり、介護の世界に興味を持ちました。介護施設現場への就職も考えましたが、資格や専門知識のない自分には難しいと感じていたところ、レンタル卸という業種を知りました。
日本ケアサプライは人事の方がとても元気で、面接時は役員の方がこちらからの質問にもしっかりと力強く答えてくれたのも印象的でしたね。福祉用具を全国規模で供給するというのは高齢社会を支えるうえで必須の仕事だと感じましたし、自分には未知の業界でしたが飛び込んでみようと思いました。
まず東京営業所のサービスグループに配属され、レンタル商品の洗浄や検品業務を1年経験したのち、情報系学部出身の経歴を見込まれて本社の情報システム部に異動しました。そこでは福祉用具貸与事業者への支援ITツールであるe-KaigoNetに関する業務だったり、社内のシステムトラブルや端末故障の対応などをしていました。そして2年間の本社勤務ののち、再び東京営業所のサービスグループに戻ってきました。
東京営業所では約10名ほどのサービススタッフで、商品の出庫・レンタルから戻ってきた商品の洗浄検品・保管などを行っています。現在は主に出庫業務を担当していて、各福祉用具の付属品なども含めると1日に200~300ほどの商品をすぐに使える状態にして出庫するのが仕事です。
倉庫には約4000アイテムの商品があり、そのほぼ全てを把握することが求められています。情報システム部にいた時、自分にはまだまだ商品の知識が足りないと感じていました。それもあって今はとにかく商品の説明書をしっかり読み、正しい使い方を理解するようにしているのと、修理検品時などに商品の構造やちょっとした特徴をしっかり見て覚えるようにしています。また全国のブロックごとにサービススタッフが集まり定期的に開催される勉強会にも積極的に参加しています。
取引先である貸与事業者の社員の方から商品について相談された時に、「こんなものがありますよ」と的確な商品を提案できた時や、福祉用具を修理して喜ばれたりした時は、身につけた知識が役立ってうれしく思います。世の中にはまだ知られていない福祉用具ってたくさんあると思います。介護度によっても必要な用具は変わってきますので、多種多様です。そこをこちらからどんどん提案できるようにしていきたいですね。
毎日忙しいけれど、1日を終えるととても達成感を感じられます。
当社はコンプライアンスや福利厚生がとてもしっかりしています。
先輩方もフランクだし、きちんと丁寧に仕事を教えてくれて学ぶところが多いです。ですが少人数体制で動いているので、先輩のやっていることを観察して自分なりに考えて行動するようには心がけていますね。
今後は倉庫全体を把握して統括する立場になり、マネジメントの部分も担えるようになっていきたいと思います。
一口に介護福祉と言っても、業界の中には様々なビジネススタイルがあります。例えば介護を楽にするためのシステム構築や、介護ロボットなどのIT化だったり。当社のサービス業務の中での洗浄や検品業務などはいずれAIで自動化すれば、業務がよりスムーズになるのでは、と個人的に考えたりもします。ちなみに当社は現場レベルでの改善提案を吸い上げる体制も整っていて、採用されれば社長賞が出るんですよ。
今後一緒に働きたい人物像は、自分で考えて動くことができる人。やってみて間違ってもいいと思うんです。そこはフォローしますので!最初はがむしゃらでも、チャレンジ精神を持って取り組めばそのうち自分のやりたいことや、自分に合うことがきっと見えてくる。
何かひとつでもスキルを身につけることを目標にするのも良いと思います。